広島の家
場所は広島の下町.宇品。古くから住宅の密集している場所であり、近隣は木造2階建てから徐々に3階建てに変わりつつあった。
狭い通路の両脇に高くそびえる大きな壁面は歩く人に圧迫感を与え、次々と道路から光を奪っていった。
建物を道から離し、前庭をとることで、通路に光りを与え、地域のコミュニティをとる場(いわば井戸端)を家の前につくった。夏にはサルスベリの花とともに、ご近所との話に花が咲く。
達磨落としのようにずれた建物の内部は、玄関かららせん状に上がっていき3層がワンルームとなり、多様な場所をつくりだしている。
広島県 |
敷地約150㎡ 延床 105㎡ |
住宅 |
2015 年 |